ソフトム通信 第38号

2019.6.19配信

今回は「保育所における食物アレルギーの対応」についてお話しいたします。

今では、どの保育所でも食物アレルギーがある子どもが
見られるようになりました。
また、原因食品となるアレルギー食品も多様化しています。

保育所では、食物アレルギーの対応に、
とても苦労をされているとよく耳にします。

保育所の給食では、
・一日に提供する食事(午前おやつ、昼食、午後おやつ、補食等)の
回数が多い。
・離乳食から幼児食まで、提供する食事の種類が多い。
・調理員の配置人数が少ない(規模によるが1~3名程度が多い)
・限られた調理スペースや食器で個別対応を行っている。
上記のような特徴があります。

食物アレルギーと食事の種類により、対応が細分化されますので、
調理対応が増えます。
また限られた環境の中で調理を行うため、全てを対応することは
非常に難しいことと思います。

そのため、食物アレルギーの対応自体を簡易化することが
ポイントになると思います。

具体的には、
・食物アレルギーの対応範囲を限定する。(主要7品目のみ対応する等)
・原因食物を使用した献立を減らす。
・原因食物は食べられる量にかかわらず提供しない。
(例:牛乳の場合 少量可、加工食品可、牛乳を利用した料理可、
飲用牛乳のみの停止など様々なレベルの対応は行わなず、
全て除去対応とする)
・全員に食物アレルギー除去の料理を提供する。
・原因食物を除去した食品やおやつ、調理済みのカレーや肉じゃがなど
利用する。
などがあります。

ある保育所では、全ての料理に対し、特定原材料の卵・乳・小麦を
抜いた「全員給食」を実施し、全員が同じものを食べるという方針で
対応をしているそうです。
子どもにとっては、他の子どもと同じものが食べられますし、
保護者としても安心できるメリットがあります。

上記のように保育所の栄養士様においては、限られた条件の中で、
安心安全な食事の提供に努めておられることと思います。
運用の工夫や、時にはシステム化により省力化を図られている
事例もございます。

ソフトム通信では様々なテーマの情報をご紹介してまいります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。