ソフトム通信 第57号 日本食品標準成分表2020年度版(八訂)

2021.1.29配信

いつも大変お世話になっております。
今回は昨年末に改訂が発表されました、「日本食品標準成分表2020年度版(八訂)」を
テーマにお話しさせていただきます。

ソフトムでは、本テーマでユーザー様向けにWEBセミナーを開催したところ大変ご好評でしたので、
ご参加いただけなかった方へも情報をお届けいたします。

食品標準成分表は1950年(昭和25年)に初めて公表されて、10回目の改訂となりました。

振り返ると2000年から5年毎に更新されており、
食品成分に関する情報を速やかに公開する観点から、2016年以降、毎年「追補」として公表されました。

今回は「日本食品標準成分表2015年版(七訂)データ更新2019年」より大きく変更になった3つの点をご紹介いたします。

1.「調理済み食品」に関する情報の充実

七訂成分表の18群「調理加工食品類」が、
八訂成分表では「調理済み流通食品類」へ名称変更になり掲載数も「23⇒50食品」と増えております。

調理済み食品は、各施設、事業所の献立作成時の参考値として活用いただけるのではないでしょうか。

2.七訂追補(2016~2019)の情報が反映

新規食品が108品追加、5食品が欠番となりました。

追加された主な食品は、穀類に含まれる即席めんや菓子類、調理済み流通食品類で約8割を占めております。

加工済みの菓子類は福祉・児童施設のおやつで使用頻度が高いかと存じます。

3.炭水化物の細分化とエネルギー算出方法の変更

炭水化物は「糖質」と「食物繊維」に分けられ、「糖質」は更にアルコール、でんぷん、単糖類など様々な成分に分かれます。

七訂では「修正Atwater係数(炭水化物1g×4kcal)」でエネルギー算出式に加えられていましたが、複雑な炭水化物のエネルギーを正しく計
算ができないということで、八訂から世界基準として採用された「組成成分ごとの換算係数」で計算されるようになりました。

実際に朝昼夕の3食の提供を想定して当社で試算したところ、
七訂では1日合計1857kcalの献立が、八訂では1749kcalと、1日当たり108kcal減少しておりました。

このエネルギーの差による献立作成への影響は、各業態で対応を考えていかなければならない大きな課題かと存じます。

詳細の情報については、2月に成分表をテーマにしたソフトムWEBセミナーでご紹介いたします。


ソフトム通信では様々なテーマの情報をご紹介してまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。

【参考情報】
■文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_01110.html

■日本食品標準成分表2020年版(八訂) 電子書籍(第2章を除く)
https://www.mext.go.jp/content/20201225-mxt_kagsei-mext_01110_011.pdf

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